清水靖晃&サキソフォネッツ Live at Spiral Hall

Concert Planning

あらゆる要素を巻き込み螺旋状に上昇していく…竜巻のごとくあなたの中にもスパイラルが生動するだろう。

今年で34年目を数える清水靖晃のプロジェクト「サキソフォネッツ」は、2007年に大きく転回した。近年再評価が著しいソロ名義の『案山子』(82年)、バンド「マライア」による『うたかたの日々』(83年)など、清水が一貫してこだわり続けた「五音音階から放たれる粋」を趣旨とするアルバム『ペンタトニカ』を発表したのである。現在まで不動の江川良子、林田祐和、東涼太、鈴木広志というこの時のレコーディングメンバーによって、サキソフォネッツは清水靖晃が塗り重ねてきた架空世界のタブローの画布を切り裂き、現実の世界に踊り出した。結成11年目に突入したサキソフォネッツは、あらゆる要素を巻き込んで螺旋状に上昇していく勢いだ。

DATE 2017年11月11日(土)
開演 17:00
開場 16:30
PLACE スパイラルホール
(東京・青山)
FEE 全席自由6,000円
(税込)
INFO サテト Tel:046-876-6073
(平日 10:00-18:00)
PROMOTER サテト、ジャムライス

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清水靖晃&サキソフォネッツ Yasuaki Shimizu & Saxophonettes

清水靖晃 Yasuaki Shimizu(テナーサキソフォン)
江川良子 Ryoko Egawa、 林田祐和 Hirokazu Hayashida、 東 涼太 Ryota Higashi、 鈴木広志 Hiroshi Suzuki(サキソフォン)


サキソフォネッツの歴史と変貌

今年で34年目を数える清水靖晃のプロジェクト「サキソフォネッツ」は1983年に発表されたアルバム『北京の秋(L’Automne à Pékin)』を嚆矢とする。清水靖晃がたおやかに奏でるテナーサキソフォンが弦や木管と絶妙に絡み合うこの作品は、コール・ポーターの楽曲など黄金期のアメリカを象徴する選曲と、そこに底流するウィットやアイロニーで聴き手を魅了した。それは、同時期に清水靖晃が発表し、近年再評価が著しいソロ名義の『案山子』、バンド「マライア」による『うたかたの日々』など、いずれ劣らぬ名盤の中でも独特な趣を醸す。緩やかに設定されたテンポの浮遊感、アナログシンセザイザー「プロフェット5」が描出する海底生物の歩行を思わせるベースライン、空間に溶け出す音……。それは清水靖晃をして「私が環境音楽です」と語らしめた会心の新境地だった。のちにサキソフォネッツ・プロジェクトは『Stardust』(1985)、『Latin』(1991) 、『Time and Again』(1993)、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」を編曲・演奏した『Cello Suites』前後編(1996 / 1999)へと繋がっていく。

2007年、サキソフォネッツ・プロジェクトは大きく転回した。清水靖晃が『案山子』や『うたかたの日々』で一貫してこだわり続けた「五音音階から放たれる粋」を趣旨とするアルバム『ペンタトニカ』を、清水靖晃&サキソフォネッツとして発表したのである。清水靖晃に加え、現在まで不動の江川良子、林田祐和、東涼太、鈴木広志というこの時のレコーディングメンバーによって、サキソフォネッツは清水靖晃が塗り重ねてきた架空世界のタブローの画布を切り裂き、現実の世界に踊り出した。キューバ、ロシア、香港で演奏活動を続けるかたわら、サキソフォネッツはNHK Eテレ「マテマティカ2」や無声映画「雄呂血」の音楽を担当するなど幅広い分野で活躍している。2010年、すみだトリフォニーホールの委嘱によって編曲・初演したJ.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」は、アルバム『Goldberg Variations』(2015)に結実した。

昨年、六本木スーパーデラックスで行われたサキソフォネッツ10周年記念ライブでは、『うたかたの日々』から「空に舞うまぼろし」が披露され、清水靖晃自身の変化と、それまで清水靖晃が発展させてきた音楽の諸相の統合化(インテグレーション)が鮮明になった。そして2017年、結成11年目を迎えたサキソフォネッツはあらゆる要素を巻き込んで螺旋状に上昇していく勢いだ。スパイラルホールのスパイラルは、竜巻のごとくあなたの中にも生動するだろう。


清水靖晃 Yasuaki ShimizuWebsite

作曲家、サキソフォン奏者、総合的な音楽制作者として様々な領域で活動を展開。1978年のアルバムデビュー以来、ソロ作品のほか、実験的バンド「マライア」、「サキソフォネッツ」プロジェクトなど約40枚のアルバムを発表している。

1983年、「サキソフォネッツ」名義のプロジェクトを開始。85年から91年、パリとロンドンに活動拠点を移し、3枚のアルバムを録音。90年代後半、<バッハ/サキソフォン/スペース>という清水独自のコンセプトの下、J.S. バッハ「無伴奏チェロ組曲」をテナーサキソフォンのために編曲し、演奏、録音するという世界初の試みに着手。97年発表の『バッハ・ボックス』でレコード大賞企画賞を受賞。この試みの一環として、地下採石場や美術館など特殊な意味を持つ空間に着目した録音やパフォーマンスも行っている。

2006年、サキソフォネッツは江川良子、林田祐和、鈴木広志、東涼太の4人のサキソフォン奏者を迎え入れ、5音音階を基にした清水作品を収めた『ペンタトニカ』(07)をリリース。2010年、サキソフォンクインテットと4本のコントラバスのために編曲したバッハ「ゴルトベルク変奏曲」を初演し、高い評価を得た。

自作品のみならず、さまざまなアーティストへの楽曲提供やプロデュースを手がける一方、NHKドラマ『55歳からのハローライフ』(2014年)、『夏目漱石の妻』(16年)、『みをつくし料理帖』(17年)など、映像作品の音楽制作でも知られる。第86回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた米国映画『キューティー&ボクサー』(13年)は、14年の第7回シネマ・アイ・オナーズでオリジナル作曲賞を受賞した。


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