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ミネルヴァベリタスでは、リスクマネジメントに関する各種セミナーを開催しております。 直近のセミナー情報をご案内致します。

【シンポジウム】国際イベントにおけるリスクと危機管理について考える

開催日

2018年6月7日(木)

開催時間

13:00-14:30

開催場所

インテックス大阪 セミナー会場3

定員

100名

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書籍紹介

ミネルヴァベリタスのコンサルタントが執筆協力した書籍をご紹介いたします。

“今”からできる!日常防災

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企業情報

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採用情報

お客様事例:株式会社キョーイク

株式会社キョーイク

株式会社キョーイクロゴマーク
お客様情報
名称 株式会社キョーイク
資本金 50百万円
従業員 684人(スタッフ84人、講師600人)
事業内容 医系専門予備校の全国展開
支援内容 ERM(全社的リスクマネジメント)構築コンサルティング

医学部を目指す学生を対象とした専門予備校の運営をされているキョーイク様。全社的リスクマネジメント(ERM)の構築と運用に取り組むことで、様々なリスクに対する備えを導入されています。ERMの取り組みについて、林牧絵取締役、神尾涼子人事課長にお聞きしました。

更なる事業拡大のためのリスクマネジメント

通常の予備校のような集団授業ではなく、完全マンツーマン授業を特色とする医系専門予備校「メディカルラボ」を開設して、10年になります。最初は名古屋校だけでしたが、いまや全国にネットワークが広がり、各都市に16の校舎を構えるまでに成長しました。

当社はこれまで「攻め」の経営に注力しており、「守り」については「攻撃は最大の防御」という考えから後手に回っている感がありました。しかし、ここまで事業規模が大きくなると、そろそろ内部統制の観点からリスクマネジメントに着手する必要があるのではと考えるようになりました。そこで、2015年から全社的にリスクマネジメントに取り組むことになりました。

様々な不祥事で企業が潰れる時代。当社のトップ自身、会社の業績が順調に伸びている今こそ、起こり得るリスクにきちんと対応できる体制整備が重要だと認識しています。今後更に事業を拡大していく上でも、リスクマネジメントは避けて通れない取り組みだと考えました。

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講師の不祥事、個人情報の漏洩・・・。予備校を取り巻く様々なリスク

林牧恵取締役、神尾涼子人事課長

まず各校の校舎長に集まってもらい、ミネルヴァべリタス社のリスクマネジメント研修を受講したところ、予備校ならではのリスクがたくさん存在することが改めて浮き彫りになりました。中でも切実だったのが「講師の管理」。現在、全国のメディカルラボには非常勤を含め約600人の講師が在籍していますが、講師数が増えれば増えるほど、一人ひとりの行動管理にまで目が行き届かなくなります。予備校は保護者と生徒に安心していただくための信用と評判が大切です。万が一、講師がセクハラなどの不祥事を起こしてしまうと、大きな経営的ダメージを被ります。また、予備校という性質上、生徒の個人情報を膨大に保有しています。個人情報の流出リスクにも目を光らせなければなりません。

この研修を受講することで、リスクそのものだけでなく、これらのリスクを一元管理する仕組みも体制も当社には備わっていないことが分りました。

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柔軟かつ効率的にリスクマネジメントに着手

各校ごとにではなく、全社レベルでリスクマネジメントの質を高める。これを実現するために起用したのがミネルヴァベリタス社です。大阪産業創造館で行われたリスクマネジメント研修に参加したとき、ミネルヴァべリタス社のコンサルタントが講師を務めておられたのがご縁ですが、当社に負担が少ないコンサルティング提案をしてくれたのが起用の決め手となりました。

他のコンサルティング会社にもコンサルティング提案をしていただきましたが、全校を対象に大規模なヒアリングを行い、情報を精査し、リスクの洗い出し作業をするという大がかりなものでした。しかしミネルヴァベリタス社の場合は、リスクをある程度絞り込み、「まずはコンパクトにリスクマネジメントの一連の流れを体験しましょう」という提案をしてくれました。リスクの洗い出しも、研修の内容をもとに現段階でこちらが把握しているリスクをベースに行ってくれたので、コストと手間をかけずにスタートを切ることができました。

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アドバイスだけに留まらないきめ細かいフォロー

林牧恵取締役、神尾涼子人事課長

まず半年でリスクマネジメントのワンサイクルを体験することになりました。対象としたのは、リスクの中でも優先順位が高かった情報セキュリティ・コンプライアンス・危機管理など。しかも、小さくPDCAを回せるものから着手しました。例えば、以前からあったプライバシーポリシーを法的要件をきちんと満たしたものに仕上げるなどです。全校レベルで取り組みを広げていく場合、どうしても各校に負担が出てきますが、手始めに本社と一部の校舎でリスクマネジメントの小さな成功例を作っておけば、横展開も可能になり、社員の理解がスムーズに進むのではないかと考えました。

他のコンサルティング会社がどうなのか分かりませんが、ミネルヴァベリタス社の場合、「こういう書類が必要なので作成してください」とアドバイスをいただけるだけでなく、文書フォーマットそのものを私たちの事業内容に合わせて作成し、提示してくださいます。私たちはそれを手直しすればよいだけなので、作業的に非常に助かりました。「書類をゼロから作成して」と言われても、ノウハウの無い私たちには、何をどう作って良いのかも分かりませんからね。

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不安なく新規事業に取り組める

今後は、各校でのリスク管理の標準化、本社と各校との役割分担や対応の判断基準も作りたいと思っています。 ERMの構築と運用を進めるなかで、リスク管理の重要性について共通認識が出来上がっていくのが理想ですね。リスクマネジメントは一回やったら終わりではなく、会社が存在する限り継続しなければなりません。自分たちが安心感を持って業務を行うために、自ら実践し改善していくことが大事。それを全社的に理解してもらうのが当面の目標です。

リスクマネジメントの取り組みは、新規事業にも大いに役立つことだと思います。当社は今後、予備校だけにとどまらない新たなビジネスモデルを構築する予定です。新サービスを提供することになれば、当然のことながら、新たなリスクが発生します。しかし、既存事業のリスクマネジメント実績があれば、立ち上げのときからリスク対策を万全にすることができ、不安なく新規事業に取り組めるのではないでしょうか。


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