柱状図
地盤硬さを調査する際、ボーリング調査を実施します。柱状図はこの調査結果をもとに土質と地盤の硬さ(N値)を図に示したものです。 調査箇所は橋やトンネル、道路や大きな建物の位置で多く実施されています。 本システムでは、この内Internetに公開されているもの半径10kmを検索しています。
N値とは

N値とは64kg(正確には63.5kg)の鉄のハンマーを76cmの高さから落下させて、鋼管(外径51mm,内径35mm)を地盤に30cm沈めるのに要する打撃回数。
・ハンマーを置いただけで30cm沈下N値=0
・1回の打撃で30cm沈めばN値=1
・10回の打撃で30cm沈めばN値=10。
・50回の打撃でやっと15cm沈めばN値=100。
※N値の目安(個人の感想です)
- N値 0~1:超柔らかい地盤です。耕した時の畑くらい。建物建てると傾きます。
- N値 2~4:平屋ならカツカツ大丈夫かなあと思います。推奨はN値5以上。
- N値 5以上:そこそこの地盤。2階建て民家程度なら大丈夫な地盤です。ビルはだめ。
- N値 30以上:十分に硬い地盤。中規模の橋台橋脚でも大丈夫。
- N値 50以上:むっちゃ硬い地盤。大型の構造物でも大丈夫。
この柱状図はどんな評価
地表から11mまで、N値0~1なのですごく柔らかな地盤です。シルトは土粒子の大きさが粘土と砂の中間の土のこと。 ここに直接家を建ててしまうと、沈下して家は傾きます。なので安心安全な家を建てる場合は、N値が大きな地層の11mより少し深い杭を 打って杭基礎にしましょう。最近はネジみたいな鋼管杭で手軽に杭が打てます。一軒家なら150~200万位。