Windows内部解析技術入門(前編)


 本講座の受講を希望される組織の多くは、Windowsアプリケーションの開発を担当し、かつ、納入後の障害対策も担当されていらっしゃると思います。そして、実務に携わる過程でこの先の技術情報がほしい、と痛感されていらっしゃることでしょう。実務経験豊富な上級Windowsエンジニアが必要とする技術情報のほとんどはWindowsカーネル空間と密接に関係しています。残念ながら、そのレベルの技術情報は容易に入手することはできません。運良く入手できた思えた場合でも、その情報の賞味期限は切れている可能性を否定できません。必要となるこの先の技術情報は自分で発見・検証する以外にありません。より正確には、発見・検証する道程を自力で描き切る必要があります。

 本Windows内部解析技術入門(前編)では、WinDbg付属コマンドを実行しながら、メモリダンプに記録されているシステム内部情報を収集・分析する技術を実践的に紹介しています。メモリダンプには貴重な情報が記録されています。本前編では、メモリからそれらの情報を掘り起こし、活用する技術を実践的に学習します。公開されたばかりのWindows OS環境で採取されたメモリダンプには最新のシステム情報が記録されていることになりますから、本前編で紹介する技術を習得すれば、旧式のOS内部情報に加え、インターネットで語られることのない最新の内部情報を掘り起こし、分析することが可能となります。


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本日は2024-04-20です。