(2024年10月1日現在)

厚生労働省サイトより1 厚生労働省サイトより2
※厚生労働省サイトより

ロゴマーク医薬品の自己負担の新たな仕組みに対して

上記のことから当院では10月の処方より長期収載品の対象薬が後発品へと切り替えとなります(但し免疫抑制剤は除く)
個人の希望による先発品の処方には自己負担額が発生します
その際は薬局にてご自身でお支払いいただくこととなります
※全患者さんが対象です

当クリニックの届出等による医療について

(2024年6月1日現在)

  1. 基本診療料の施設基準等
    • 時間外対応加算2
    • かかりつけの患者さんからの電話等による問い合わせに対し、常時対応できる体制を整えています.
      ※緊急を要さない問い合わせについては、診療時間内にお問い合わせください.
    • 医療DX推進体制整備加算/医療情報取得加算
    • 当院はオンライン資格確認を行う体制を整備しています.薬剤情報その他必要な情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めています.
      ※正確な情報を取得・活用するため、マイナ保険証によるオンライン資格確認等の利用にご協力をお願いします.

  2. 特掲診療料の施設基準等
    • 人工腎臓(慢性維持透析を行った場合1)
    • 導入期加算1
    • 透析液水質確保加算及び慢性維持透析濾過加算
    • 下肢抹消動脈疾患指導管理加算(下肢抹消動脈疾患のリスク評価及び指導管理等:有)
    • 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)
    • 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅱ)8

  3. その他
    • 生活習慣病管理料Ⅱについて
    • 当院は、腎臓専門外来受診中の患者さんのなかで糖尿病・高血圧症・脂質異常症の患者さんに対し、生活習慣病療養計画書を作成して治療を行っています.
      ※当院は、患者さんの状態に応じ28日以上の長期の投薬を行っています.
    • 一般名処方加算について
    • 当院では、後発医薬品の使用促進を図るとともに医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています.
      「一般名処方」とは、メーカーを問わずにお薬の有効成分を処方箋に記載することです.そうすることで供給不足のお薬であっても、有効成分の同じ他のお薬を選択することができます.ご不明な点は受付までご相談ください.


藤見惺先生ご退職のお知らせ

藤見 惺 先生は令和4年3月31日付でご退職されました。

腎臓内科外来診療日変更のお知らせ

令和4年4月1日より以下のように変更いたします
診療担当医 水曜日 平方 秀樹
木曜日 平方 秀樹
診療時間 午前 10:00~午前 12:00
午後 2:00~午後 5:00

私たちが目指す透析医療とポリシー

私たちは、患者さん、スタッフがともに笑顔でいられる居心地が良い病院づくりを心がけています。 そのためには、患者さんに満足いただけるようなプロ意識の高い病院を目指していきたいと考えています。 この二つの両立はとても難しいことかもしれませんが、そのような病院づくりを心がけることで少しでもqualityの高い病院を目指していければと思っています。


私たちの透析室では「よく食べて、よく透析をする」をモットーに透析医療を勧めています。 一般的に透析患者さんはリンやカリウムが上昇してはいけないために、ある程度の食事制限が必要とされています。 塩分やたんぱく質についても同様です。 しかし近年、透析患者さんの栄養状態が予後(死亡リスク)に大いに関係があることがわかってきました。 また一方で、血清リン値が高いと予後が悪くなることは明らかであることから、栄養状態が良く、かつリンが低い状態が理想的になります。 したがって、大事なことは、良好な検査値を保つことより、患者さん自身が元気でいられることです。 よい透析をするために、われわれの研究室で長年提唱してきました長時間透析を行うことを基本として、 血液流量、ダイアライザーの選択、Online HDF(オンライン血液ろ過透析)、IHDF(間欠補充型血液ろ過透析)など 患者さんそれぞれの状態に適した治療法を選択しています。

チーム医療としての取り組み

当たり前のことですが、医師の力だけでは十分な医療を達成できることはなく、 看護師、臨床工学技士、管理栄養士、薬剤師そして事務方スタッフの協力があってこそ成り立っています。 当院では看護師は個々の患者さんについて、詳細なプロブレムリストを作成し、看護師からみた患者さんの問題点について掘り下げています。 それに加えて、個々の患者さんのフットケアを毎月行い、閉塞性動脈硬化症の早期発見や糖尿病に伴う壊疽を防止しています。 臨床工学技士は従来の透析機器の管理に加え、透析液清浄化のための取り組み、シャント穿刺に加えて、シャントケアのためのエコー検査の技術を習得して、より良い透析に寄与しています。 管理栄養士は詳細な栄養状態の管理表を作成し、「よく食べているか」を詳細に把握し、またやせがある場合には過剰透析になっていないかがよくわかるようにしてくれています。 薬剤師は医師が処方した薬について、薬剤師の目から適切なアドバイスを患者さんにしてくれます。 このような取り組みを定期的な回診で、医師およびスタッフでディスカッションしながら個々の患者さんについて、最適かつ最新の透析療法を提供しています。 一人一人の患者さんに対して、医師、看護師、臨床工学技士、管理栄養士、薬剤師と、多方面からの意見を集約することで、個々の患者さんが最適かつ快適な透析医療を受けられることを目指しています。

われわれが行っている新しい試み ~骨粗鬆症対策~

 私の専門分野は腎臓内科、透析ですが、中でも「慢性腎臓病における骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)」を専門としています。 簡単に言うと、リン、カルシウム、副甲状腺ホルモン(PTH)といったミネラルの異常は、透析患者さんの骨のみでなく生命予後に直接的に関与してくるのです。 さらに言うと、透析患者さんの骨の状態を良好に保つことが、健康寿命を延ばすことにつながるわけです。
 これまで、透析患者さんの骨についてはPTHが上昇する二次性副甲状腺機能亢進症を中心に考えられることが多く、 「骨粗鬆症」についてはなかなか有効な治療法がないのが日本のみならず世界的にも問題点でした。 われわれはこの骨粗鬆症の問題に対して適正なPTHコントロールを行うとともに、エルデカルシトールや抗RANKL抗体を用いて非常に良好な成績を得られつつあります。 これらの成績をまとめ、全国の透析患者さんにも骨粗鬆症の治療が十分可能だということを広く認められるよう現在、鋭意努力しています。 このような治療をはじめ、少しでも透析患者さんがより良い透析医療を受けられるよう、今後もみんなで力を合わせてがんばっていきたいと思います。


私達は看護研究を通して看護の質の向上に取り組んでいます。

日本透析医学学会学術集会
九州透析研究会
2018 Geriatric Nutritional Risk Index(GNRI)
を用いた栄養評価:臨床検査値との相関
子宮癌を発症した透析患者の癌再発から告知、終末期の看護を振り返って
2019 当院透析患者の便秘の実態調査~第一報~
2020 透析室ベッド周囲の環境汚染度調査~ATP拭き取り検査法による検討~
2021 コレステロール結晶塞栓症(CCE)の再燃
難治性潰瘍に至った患者のフットケア
2022 安全に関する意識調査~医療安全文化調査票を用いて~
2023 難治性潰瘍により左第四趾再切断に至った患者のフットケア
2024 透析歴30年以上の維持透析患者の栄養摂取状況と
各臨床検査値に関する報告

2024.12.10

防災教室
栄養教室 第16回
栄養教室 第15回
栄養教室 第14回
栄養教室 第13回
栄養教室 第12回
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