健康、安全で幸福な生活のための基礎的な生活習慣や態度を育て、健全な心身の基礎を養う
外で元気いっぱいに遊ぶことで、強くてたくましい心と体が育ちます。「おはよう」の挨拶で1日がはじまり、お友だちと一緒に遊んでご飯を食べ、身支度をしてお家へ帰るという毎日の生活を丁寧に積み重ねます。その安定した生活そのものが健全な心身の成長に繋がります。
人への愛情や信頼感を育て、自立と協同の態度、道徳性の芽生えを培う
あたたかい愛情に包まれることで自己を肯定し、他人を尊重する気持ちが芽生えていきます。お友だちの気持ちも受け止められるような優しさと強さを持った心を美しく思います。
自然や身近な事象への興味や関心を育て、豊かな心情や思考力の芽生えを培う
たくさんの自然体験、共同生活を通して生活の知恵が身に付きます。
子どもの好奇心を大切に、”自分で考えてやってみる”体験を大切にしています。
日常生活の中で言葉への興味や関心を育て、喜んで話したり聞いたりする態度や言葉に対する感覚を養う
人間には、心を表現する言葉があります。心が込められた言葉で、人の心が育ちます。適切な言葉に囲まれた環境で、言葉を交わし、心を通わすことに楽しさと喜びを感じてほしいと願っています。
多様な体験を通じて豊かな感性を育て、創造性豊かに生きる
自然を感じることで情感は豊かになり、芸術に触れることでまだ知らない世界の美しさを感じるでしょう。たくさんの世界に憧れを持ち、いきいきと生きることが、これからの人生を歩むうえで大きな力になることでしょう。
・・・幼稚園で子どもたちは、
日々、どのような体験をしているのでしょうか?・・・
幼稚園には、自分よりもお年が上のお友だち、お年が下のお友だちがいます。
かっこいいお兄さんやお姉さんの姿を見て、目を輝かせる子どもがいます。
愛情をたっぷり注いでくれる先生と深く関わり、信頼関係を築き上げていきます。
毎日の遊びの中では、自分で楽しみを見つけ、自分でやり遂げる力も生まれます。
たくさんのお友だちと生活をしていると、思い通りにはいかないこともあります。
時には、自分の気持ちを言葉で伝える、その勇気が必要な時があります。
思いが上手く伝わらず、悔しい思いをすることもあるかもしれませんが、同時に、おともだちを大切に思う気持ちが芽生え、優しい心が育ちます。
こうした貴重な体験の積み重ねの中で、私たち教師は、心と体で子どもたちと触れ合います。
一人ひとりと丁寧に向き合い、共に考え、体を使って、思い切り遊びを楽しむ喜びを共有します。
子どもたちと共に生きる時間の中で、子どもの心理を読み取り、時には、成長を待つ、という心を持ちながら、より良い育ちへ導いていけるよう、力を合わせて、職員一丸となって努力してまいります。