『月刊 人事マネジメント』 を担当するベテラン記者たちです。

 関本 茂

担当:「今月の社員食堂」「あしたの人事部長」「老舗のDNA」「ロングインタビュー」ほか

出版業界で暮らして早くも四半世紀超。若い頃には考えもしなかったジャンルが今の自分の取材テーマとなっているのが不思議だ。しかも、おもしろい。自分自身をしっかりマネジメントできないくせに、皆さんの『人事マネジメント』を綴っている自分もおかしいが、それもまた自身の生き方。人と出会い、言葉を交わす中でしか生まれない“発見”という究極のエンターテインメントを、これからもカメラかついで探しに行きます!

もうひとこと:2025年6月号「注目人事のシン・制度」取材後記
昨今の就活指標として、志望する会社は「なりたい自分」を実現できる環境なのかが問われ、売り手市場が続くなか、受け入れ側の企業にとって、それは職場改革のトリガーになっている。リファラル採用サービスを展開するTalentXでは、社員のポテンシャルを解き放つための施策を展開。それが社内公募『ポテチャレ制度』である。キーワードは「安心と挑戦」。「キャリアは連続性」と捉える同社の人事では、「個人の成長こそ企業の成長につながる」との強い確信のもと、社員1人ひとりのポテンシャルの解放に努めている。

過去の「もうひとこと」


 田中 実

担当:「Case Report あの会社この制度」

英国イーストアングリア大学大学院国際関係学科修了。英国ミドルセックス大学大学院マーケティング学科中退。2006年、コンサルティング業に従事する傍らビジネスジャーナリストして活動を開始しました。主な執筆分野はビジネス全般で「組織」「人事」「営業マーケティング」などをテーマにビジネス誌に執筆しています。著書に『聞く営業でNo.1になる技術』(東洋経済新報社)。

もうひとこと:2025年6月号「Case Report あの会社この制度」取材後記 ボッシュ
働き方をチーム単位で決める取り組みは先進的だ。継続的な働き方改善の取り組み、多種多様な学びと交流の機会がリテンションの高さに繋がっている印象を受けた。「Learning culture」という風土が施策の基盤となり育成効果を高めている。自律的な学びと企業文化の重要性を再認識した取材でもあった。

過去の「もうひとこと」


 坪 義生

担当:「Brand-New人事System」

本誌取材記者のほか、社会保険労務士、清和大学法学部非常勤講師(労働法、社会保障法)をしています。自他とも認める部類の酒好きで、365日、休肝日はありません。どこか切ったら血液でなく、アルコールが流れるんじゃないかとも言われています。日課は、早起き、朝カレー(激辛)、朝風呂、そして、仕事の後はもちろん晩酌。趣味は、料理(揚げ物以外は何でも作ります)、刀剣鑑賞、そして、お酒を飲むことです。

もうひとこと:2023年1月号「Brand-New人事System」取材後記
ワークスアプリケーションズは、2011年5月号では、社内コミュニケーションの活性化と文化の浸透を職務とする「アドミンスタッフ」を取り上げました。当時から日経ビジネスの「働きがいのある会社」で1位になるなど、社員に寄り添った企業というイメージがあります。今回は、男女共通の育児支援制度「FAMO(ファーモ)サポート」がテーマです。この前身となる「ワークスミルククラブ」は、産休・育休を取得する女性社員に手厚い制度ながら、対象となる社員が少数であり、企画した女性社員たちが自粛してお蔵入りする可能性もありました。ところが、経営陣の後押しで実現したと言います。新制度「FAMOサポート」は、かねてからあった男性社員の要望を受け、育児介護休業法の改正を機に導入したものです。同社は、2020年に企業理念を刷新していますが、本質的に社員のモラールアップを重視する姿勢は何ら変わっていないのだと感じました。

過去の「もうひとこと」


 崎原 誠

担当:「チャレンジ制度運用シリーズ」

企業の人事労務管理の専門誌で、20年にわたり、編集者・記者の仕事をしてきました。とても楽しく働いていましたが、自分のやりたいことにより専念したいと考え、退職を決意。現在は、フリーの立場で、この分野のライターとして活動しています。規模・業種を問わずさまざまな会社を取材しますが、そのたびに感じるのが、ご対応いただく人事担当者の熱い想いです。皆さん、「会社をよくしたい」「社員のやる気を高めたい」という気持ちにあふれていて、刺激を受けます。そんな人事担当者の熱意を少しでもお伝えできたらと考えています。

もうひとこと:2022年5月号「チャレンジ制度運用シリーズ」取材後記 アイケイ
おもてなしというのは難しいもので、相手に喜んでもらうためには、その相手がどんなことが好きか、何を求めているかを知ろうとする努力が欠かせない。また、情報収集するだけでなく、「どうすればもっと喜んでくれるか?」「こんなことをしてはどうか?」と想像力を働かせることも重要だ。アイケイの「おもてなし課制度」では、新入社員たちがお客様や社員に対するおもてなし案を考えて実行するが、内容にも予算にも制約がないだけに、より一層何をすればよいか迷うだろう。もちろん、「おもてなししたい」という気持ちが伝われば、何をしてもたいてい喜んでもらえるはずだが、考え抜き、議論し尽すことで、期待を上回るおもてなしが実現できる。

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 イラスト・脇坂 聡