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高次脳機能障害の全てを説明します|交通事故サポートセンター(橋本行政書士事務所)

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交通事故サポートセンター(橋本行政書士事務所)

高次脳機能障害とは何か。後遺症や賠償はどうなるのか。

交通事故サポートセンター > 高次脳機能障害の全て

こんなことはありませんか?

  • 電話に出たものの、家族への伝言を頼まれたのに電話を切った直後に 「あれ?なんだったっけ?」

    ※この他にも「切符をどこのポケットに入れたのか忘れる」「作業の途中でトイレに行ったら、どこまでやったのか忘れる」など→→記銘・記憶障害
    電話に出る
  • いつもは縦向きのコピーを頼んでいるが、今日は横向きにコピーするものも一緒に頼んだら、全て横向きにコピーしてしまった。(わずかな変化にも対応できない)

    ※この他にも「卵を割るのが先だっけ?フライパンをあっためるのが先だっけ?(料理を作る段取りが組めない)」「着替えに異常に時間がかかる」など→→問題解決能力(遂行機能障害)
    フライパンを使う

  • 夕食はカレーの約束をしていたけど材料の都合でメニューを変更したら、「どうしてカレーじゃないんだ!」と大激怒!! 結局夕食を食べなかった。

    ※他にも「大人なのに子供と本気で食べ物を取り合う」「少し気に入らないことがあると大声を出す」など→→社会行動能力(感情コントロール、協調性の低下)

    感情コントロール

  • 食事のとき、もったいないと言ってお皿を全てなめる。調味料のお皿まで! 外食した時でもこれをやる。

    ※他にも「節約のためと言ってシャワーを浴槽の中で浴びる」「公園でいつも自分が座っているイスを自分の指定席だと思ってしまい、座っている人を怒鳴る」など→→社会行動能力(固執性)

脳の損傷が原因で残るこのような障害を、高次脳機能障害といいます。

こちらのサイトではこの高次脳機能障害の原因や症状、正当な評価をしてもらう手段などについて検討していきます。


高次脳機能障害とは

交通事故で脳が損傷すると、体の運動機能や精神に重大な影響を受けます。
その脳損傷が
治ゆしたとされて社会復帰したものの、運動機能や精神機能に障害が残り、事故前と同じような生活や仕事ができないことがあります。

その場合の症状の特徴としては、
記憶力や注意力、集中力が低下したり
人格が変わって凶暴になったり
幼稚になったりします

対人関係も維持できず、
自己中心性、固執性なども見られます


高次脳機能障害とは、事故により脳外傷が発生した被害者について、その回復過程で生じる認知障害や人格的変化等の症状が、外傷の治療後も残存し、就労や生活が制限されている障害のこと、とされています。

交通事故の後遺障害としては非常に深刻な症状ですが、他人からは理解されにくいのが実情です。

高次脳機能障害は目に見えにくいだけに、「後遺障害としての高次脳機能障害」として後遺障害等級を取る(=正当な賠償を受ける)ためには

を理解することが非常に重要です。

高次脳機能障害の定義

高次脳機能障害の定義高次脳機能障害は、医学的には統一された定義は無く、脳損傷に起因する認知障害全般を示すもののようです。

それに対して厚生労働省が取り組んでいる高次脳機能障害に関する研究では、行政的に下表のように定義しています

T.
主要症状など
  1. 脳の器質的病変の原因となる事故による受傷や、疾病の発症の事実が確認されている。

  2. 現在日常生活または社会生活に制約があり、その主たる原因が記憶障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害である。

U.
検査所見

MRI、CT、脳波などにより認知障害の原因と考えられる脳の器質的病変が確認されているか、あるいは診断書により脳の器質的病変が存在したと確認できる。

V.
除外項目
  1. 脳の器質的病変に基づく認知障害のうち身体障害等して認定可能である症状を有するが、上記T-2の主要症状を欠くもの

  2. 受傷または発症以前から有する症状と検査所見は除外

  3. 先天性疾患、周産期脳損傷、発達障害、進行性疾患は除外


実際には検査で脳の傷跡(「
器質的病変」といいます)を確認することが難しいケースもあり、後遺症かどうかでもめることもあります。

交通事故が原因の場合は賠償に関わるので、この定義に当てはまるのかどうかの判断が非常に重要となり、もめたような場合、被害者やその家族は、後遺症であることを証明することが必要となります。


こんな質問はずかしいし・・・」
「自動車の事故じゃないし・・・」
「正式な依頼は考えてないし・・・」
「もう後遺障害等級は決まっちゃったし・・」
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