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社会的行動障害とは

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交通事故サポートセンター(橋本行政書士事務所)

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社会的行動障害について

社会的行動障害とは

社会的行動障害とは、感情や行動に障害が残ることによって対人関係がうまくいかず、社会に適応していけないことです。症状としては以下のようなものです。

意欲、発動性の低下

人や趣味に無関心になり、自発的な行動が乏しく、指示がないと一日中ごろごろして無為に過ごす、などです。

<周囲の対応方法>
毎日のスケジュールを決め、起床から歯みがき、着替え、食事など、やるべきことを促しながら順番にやってもらいましょう。


人格機能の低下

依存性や退行が見られます。子供と真剣にチャンネル争いをしたり、ちょっとしたことでも判断を親に任せる、などです。

<周囲の対応方法>
・周囲が子供っぽい言動であることを指摘し、気づかせましょう。
・家族から離れなくなるような場合、時には状況を説明して「相手になれない」とはっきり断ったり、時間を限って話を聞くなど、依存的な行動を徐々に減らしていくようにしましょう。


自己制御の低下

感情コントロールが出来ない状態です。些細なことに興奮して怒鳴り声をあげたり、暴力的になる。ちょっとの時間も待てない。など、反社会的行為が見られます。

<周囲の対応方法>
・本人と一緒に約束事を考えて決め、目に見える形にして残しましょう。約束を守り、うまく対応できた時は”マル”など結果を振り返るようにすることも大切です。
・怒りの対象から遠ざけて、見えないようにしましょう。


固執性

些細なことにこだわり、ひとつのことを始めると止められるまで、場合によっては止められてもやり続けます。手順通り、習慣通りの行動はうまくこなせますが、状況に合わせて変更できないため、新たな問題には対応できません。

<周囲の対応方法>
・あらかじめ時間を決めておき、タイマーをセットして時間になったことを気づかせましょう。
・周囲が「今何時?」「何時までやる約束だった?」などの合図を出してもいいでしょう。


対人関係の障害

相手の気持ちを察したり、言外の意味が取れないといった症状で、「空気が読めない」という状態です。

<周囲の対応方法>
・場の雰囲気を察したり、人の表情を読み取ることが苦手な人に「空気を読め」とは言わず、具体的に言語化して指示するとよいでしょう。





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