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高次脳機能障害ではすぐキレる、物の名前を忘れる、イライラするなどの様子が見られます

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交通事故サポートセンター(橋本行政書士事務所)

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こんな様子はありますか?

今までと少し違う(普通にしていたことができない)


交通事故や転倒、脳卒中などのために脳に傷を負ったのち、手足の動きなど目に見える部分に障害が残らなくても、
「今までと違う」という症状が起こる場合があります。
        

他人の言っていることが分からない、思ったように話せない、気が散って集中できないなど、今まで出来ていたことが出来なくなることについては、以前も経験したことがあるようなことなので「事故(病気)の名残だろう。そのうちよくなるはずだ」などと考えがちですが、症状がずっと続く場合もあります。

このように、脳の損傷が原因で脳の中での処理がうまくできなくなり、その結果話をすることができなくなったり、周りのことが分からなくなったり、記憶力が衰えたりすることが高次脳機能障害です。

こんな様子はありますか

<すぐにキレる>

「電車の中でぶつかられたとか、些細なことでキレてしまう」
社会的行動障害

怒り

<物の名前が出てこない>

「今話している人に対して、目の前にあるコップのことを言いたいのに「コップ」という名前が出てこなかったり、会話の中で頭にイメージしたことを説明する言葉がうまく出てきないことが多い。時には、思っていることと違う言葉を言ってしまうことがある。」
失語症

思い出せない

<思っていることと違うことを言ってしまう>

「例えば冷蔵庫と言おうとして『れいこぞう』と言ったり、眼鏡を『てがね』と言ったり、あるいはみかんを想像しながら『りんご』と言ったりする」
失語症

違うことを言う

<読み書きができなくなる>

「書いてある文字の意味をよく理解できなくなったり、あるいは字が書けなくなることがある。」
失語症(失読・失書)

読めない

<道具がうまく持てない>

「手や体に麻痺がないのに、食事の時に箸やスプーンをうまく使えなかったり、髪をとかすときもブラシをうまく持てない」
失行

「歯を磨こうとするが、歯磨き粉を歯ブラシに付けることができない。歯ブラシもうまく持てず、歯を磨く動作ができない」
失行


<周りが気になる>

「職場で自分の作業をしているが、隣の人がすることが気になって仕方なく、自分の作業をほったらかしにして隣の人に注意ばかりする。」
注意障害


<同時に二つのことができない>


「テレビを見ながら食事をしたら、テレビに集中してテレビばかり見てしまい、食事が全く進まない」
注意障害

できなくなる

<置き場所を忘れる>

「お財布や携帯、家の鍵などをどこに置いたか忘れてしまい、いつも出かけるときに探し物で時間が取られる」
記憶障害

忘れる

<話を作ってしまう>

「『週末はスイスに行ってきました』と言っているが、それは数日前にテレビで観た、スイスへ行く旅番組を自分の経験と混同しているのかも…」
記憶障害(作話)


<作り方が分からない>

「家で袋詰めラーメンを食べたくなって作ろうとしたが、ナベに水を入れた後、火をつけるのが先だったか、麺を入れるのが先だったか分からなくなった」
遂行機能の障害

分からない

<決められない>

「毎月1回クリニックで診察を受けているが、帰り際次の予約をするとき『次はいつにしますか?』と聞かれると、どうしたらよいのか分からなくなる」
遂行機能の障害

決められない

高次脳機能障害とは、脳内の情報の処理過程の障害

脳脳の機能には、目や耳で感じた光や音を脳に伝える「一次機能」と、それらの情報を融合、処理して空間認識や記憶、認知、感情などに変換する「高次脳機能」があります。

高次脳機能障害は、この一次機能で得た情報を処理する能力が衰えてしまったために起こる障害です。

症状は、一般的には脳損傷直後が一番重く、徐々に回復しますがある時点からは回復が難しくなってしまいます。


関連項目

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