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骨折の症状・診断・治療について

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橋本行政書士事務所(交通事故サポートセンター)

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骨折の症状・診断・治療について

交通事故による外傷性骨折は、様々な骨で発生しますが、ここでは主に橈骨、尺骨、上腕骨、脛骨、腓骨、大腿骨などの長管骨の骨折について、その症状や診断、治療について説明します。

【このページの目次】

1.骨折の症状

通常の単純骨折(皮下骨折)の場合は局所症状となり、腫れや激しい痛み、変形や動かしにくくなるなどの症状があります。

ただ骨盤や大腿骨の骨折で転位(ずれ)が著しい場合には、出血性ショックになることもあります。

腫脹(しゅちょう) 幹部の軟部組織が腫れます。
疼痛・圧痛(とうつう・あっつう) 幹部には痛みがあり、動かしたり圧迫したりするとズキズキした痛みである疼痛が増強します。
機能障害 下肢の骨折であれば体重を支えることが困難になり、痛みを伴うことから関節の運動がうまくできなくなります。
変形 骨折の程度によっては、骨が曲がったり、短くなったり、陥没したりすることがあります。

2.骨折の診断

骨折の診断では、X線検査が最もよく使用されます。骨折の確認に加え、骨の転位の状態を知るためにもX線検査は不可欠です。

転位のない場合などは、最低2方向から撮影して、さらに反対側として計上菜同一部位を撮影して比較することもあります。

疲労骨折は1回の撮影では画像に現れないことがあるので、日を改めて少し経過してから撮影して診断します。

それとは別に、CT検査やMRI検査では、X線検査では見つからない骨折を発見できる場合があります。

CT検査では骨が重なって分かりにくい部位の骨折や、詳細な骨折面の状態を確認することができます。

MRI検査では軟部組織の状態が分かるので、筋や腱、靭帯損傷の診断に役立ちます。

 CT(Computed tomography)とMRI(Magnetic resonance imaging)の違い

CTとMRIはどちらも体の断面を画像化する検査ですが、違いはCTはX線、MRIは磁気と電波を使って画像を作成するというところです。

CTは広範囲を短時間で検査でき、骨や空気の影響を受けにくいため、肺や骨折の診断に適しています。一方、MRIはX線で被ばくすることがなく、脳や脊椎、関節などの軟部組織の診断に優れていますが、ペースメーカーなどの金属が体の中にある場合は受けることができません。


3.骨折治療の原則

骨折治療の3原則は、整復・固定・リハビリテーションです。

整復は、骨折部位を正常な位置に戻すことをいいます。

固定は、福木やギプスでの外固定と、手術を要する内固定・創外固定(そうがいこてい)があります。

リハビリテーションは、元の機能を回復するための理学療法や作業療法のことで、早期の機能回復を目的に、より早期から開始されるようになってきています。
プレートによる骨接合
[下肢]

プレート


髄内釘による骨接合
[下肢]
髄内釘

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