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橋本行政書士事務所(交通事故サポートセンター)
頚椎・腰椎の捻挫や脊柱、脊髄の疾患と後遺障害について、説明していきます。
人の体は、椎骨という骨がいくつも重なって脊柱(背骨)を形成していますが、その椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板は、円盤のような形をしています。
中心には弾力性のあるゲル状の髄核があり、その周りをコラーゲンでできた固い線維が「線維輪」として取り囲んでいます。これは再生できない臓器す。
加齢などにより髄核が硬くなると、周りの線維輪にひびが入り始め、このヒビから髄核の一部や線維輪が飛び出して神経根や脊髄(馬尾)を圧迫した状態が椎間板ヘルニアです。
椎間板ヘルニアは脊柱のどこでも起こる可能性がありますが、特に腰椎椎間板ヘルニアとしてL4/L5(腰椎の4番目と5番目の間)とL5/S1(腰椎5番目と仙椎の間)で起こることが非常に多くなっています。この部分で神経根や馬尾を圧迫すると、坐骨神経痛(下肢痛)が出現します。
腰椎椎間板ヘルニアの症状は、腰痛と下肢痛が表れますが、腰痛を伴わない場合もあります。
椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症が合併していることも少なくなく、そのような場合は間欠跛行や膀胱・直腸障害が表れることもあります。
間欠跛行とは、下肢のしびれや痛みなどのため数分しか歩けず、前かがみになって休憩すると歩けるけどまた数分で休憩が必要になる、といった症状です。
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