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橋本行政書士事務所(交通事故サポートセンター)
頚椎・腰椎の捻挫や脊柱、脊髄の疾患と後遺障害について、説明していきます。
車に乗っていて後から追突されると、前を向いて座っている人は初めは後方に、次いで前方に運動を強制されます。このとき首(頚椎)は、初めは過伸展され、次に過屈曲されて元に戻ります。
頚椎は椎骨と呼ぶ骨が7つ、間に椎間板を挟んで縦に並んで構成され、その前後を靭帯が縦に走って覆い、骨をつなげています。
その頚椎の中が筒状になっており、その筒の中をとおっている脊髄から「神経根」がそれぞれの椎骨の隙間から左右に1対ずつ出て、身体の末梢に伸びています。
追突を受けたときの過伸展、過屈曲によって椎間が非常に狭くなり、そこから出ている神経根が挟まれたようになることで、損傷します。
損傷した神経根が伸びている上肢の「支配領域」に疼痛やしびれ、筋力低下、腱反射の低下などの症状が現れます。
例えばC6/C7の神経根(=C7の神経根)が損傷していれば上腕三頭筋に筋力低下や筋萎縮がみられ、中指あたりにしびれが生じます。
神経根が圧迫されて神経根症状となっているかどうかについては、誘発テスト(スパーリングテスト、ジャクソンテスト)を行って確認します。
その他に腱反射、徒手筋力テスト、知覚テスト等によって、責任高位(圧迫を受けている神経根の位置)を推察し、MRIの画像所見と整合させて確認します。
損傷されている神経根と支配領域、検査結果の関係はこちら↓で説明しています。
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