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下肢の外傷の種類と後遺障害について(大腿骨骨幹部骨折)

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橋本行政書士事務所(交通事故サポートセンター)

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下肢の外傷の種類と後遺障害

こちらでは上肢の主な外傷に関して症状や後遺障害について、説明していきます。

  • ●骨盤骨折
  • ●外傷性股関節脱臼・骨折
  • ●大腿骨頚部骨折・転子部骨折
  • ●大腿骨骨幹部骨折
    • 大腿骨は、人体で最も大きな長管骨です。この骨の、関節を構成していない中央あたりの割とまっすぐな部分を、骨幹部と言います。

      大腿骨の骨幹部骨折は、交通事故や転落などの大きな外力(高エネルギー外傷)で起こることが多く、そのために骨盤や股関節、膝関節などの多発外傷を伴うことも少なくありません。

      症状

      • 骨折部の激しい痛み、腫脹、変形などが起こります。この骨折では一般的に多くの出血が起こっているので、血圧低下や出血性ショックなどの全身状態の変化に注意する必要があります。

      確認の検査

      • 単純X線検査で、大腿2方向を撮影します。

      治療と後遺障害

      • 治療は、保存療法と手術療法の2通りとなります

      保存療法

      • 小児の場合は骨新生が盛んで骨癒合を得られやすいので、保存治療が選択されます。 初期治療で骨折した骨をもとの状態に戻す整復を行い、シーネ、ギプス等によって固定します。長期間の固定が必要となりますので、運動、仕事の制限があります。

      手術療法

      • 成人の骨折で、骨片が多数あったり骨欠損があるような場合には手術療法が選択されます。
        髄内釘
        大腿骨の骨髄の中に、金属の釘(棒)を挿入して固定します。骨折部を展開する必要が無いため、出血も少量で済みます。
        プレート法
        骨折部にプレートをあて、スクリューで圧着して骨折部を固定する方法です。
        大腿骨は血行がいいため、骨癒合は良好ですが、骨癒合が不良で偽関節を起こすことがあると言われています。偽関節とは骨折部分が癒合せず、異常な方向に可動してしまう状態です。

        また、変形した状態で癒合すると、15°以上の変形なら後遺障害等級が認められますが、現実的には偽関節も変形癒合もめったにあり得ることではありません。

        粉砕骨折の場合は下肢の短縮となることもあります。
        下肢の短縮は、健側に比べて患側が1センチ以上の短縮で13級8号、3センチ以上の短縮で10級8号、5センチ以上の短縮で8級5号となります。
  • ●前十字靭帯損傷(ACL損傷)
  • ●後十字靭帯損傷(PCL損傷)
  • ●内側側副靭帯損傷(MCL損傷)
  • ●半月板損傷
  • ●骨折の分類


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