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      橋本行政書士事務所(交通事故サポートセンター)
こちらでは上肢の主な外傷に関して症状や後遺障害について、説明していきます。

            
            上肢の前腕は尺骨と橈骨の二本の長管骨で構成されていますが、橈骨の遠位側、つまり手首に近い方で骨折し、尺骨の方は骨折せずに橈尺関節(手首のあたり)で脱臼を伴ったものをGaleazzi(ガレアッチ)骨折といいます(橈骨の骨折と尺骨の脱臼)。
        
            手首をつくなどの介達外力で起こることが多いです。
            
            なお、上記とは逆に「尺骨を骨折」して「橈骨を脱臼」した場合はモンテジア骨折となります。
        
            
骨折部は激痛と腫脹があります。尺骨は脱臼しているので骨が飛び出したように手関節あたりで変形します。
単純XP撮影が有効ですが、ガレアッチ骨折では正面像、側面像だけでは尺骨頭脱臼の把握ができない場合があります。
          脱臼の診断にはCTやMRIでの横断像が有用です。
        
        
            
保存療法で治療することは難しく、骨折部をプレートで固定した上で脱臼部を整復し、その後ギプスシーネで固定します。
脱臼部分の整復が不可能な場合は手術で整復します。
        
        
            
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